ホメオパシーの歴史、創始者ハーネマン

ホメオパシーはドイツ人医師ハーネマン(1755 – 1843年)によって発見された治療法です。
西洋医学よりも歴史は長く、自然の力を使った補完療法として、200年以上に渡り世界中で愛用されています。
ハーネマンは子供のころから成績優秀で、十二歳のときにはギリシャ語のクラスで先生のアシスタントを務め、医学部の卒業論文で35種類にも及ぶ論文を引用したほどでした。

しかし、ハーネマンが医学を学んでいた当時は、病気と治療を結びつける合理的な考え方がないまま適当に治療を行っており、外科的な手術は理髪店が行っているくらいでした。患者を治療するために意味もなく血を抜いたり(瀉血はむしろ危険な行為です)、消毒という概念すらありませんでした。

ハーネマンは患者を治療できないことに絶望し、医師になることを諦めましたが、妻も子供もいたため翻訳の仕事で生計をたてていました。

ある時翻訳の仕事でマラリアの間欠熱の治療にキナの木の皮が有効であることを発見し、興味を持ち健康なときにキナの皮を飲んでみる実験をしたところ、数時間後に間欠熱が出始めたのです。

そのことをきっかけに、自分や家族に同じ実験を繰り返し「健康な人に特定の病気をもたら物質をその病気で苦しんでいる人に与えることでその病を癒やすことができるのではないか?」という結論に至りました。

これが現在の
「似たもので似たものを癒やすホメオパシー療法の原型となります。

似たものが似たものを癒やすという考え方

これがギリシャ語で「類似の、同類の=ホメオ」「病気、苦しみ=パソス」「似たものが似たものを癒す」という考えで行われるホメオパシー療法の発見へとつながったのです。

対する一般的な西洋医学の治療は、アロパシー「ほかの=アロ」とよび、熱がでたとき解熱剤というほかのものを出して熱を下げようとする療法です。

西洋医学はどのレベルの問題であっても、すべて薬による薬学的なアプローチで解決しようとする傾向があります。

夫を亡くしうつ病になっている人に必要なのは、愛を与えてあげることですが、アロパシーでは抗うつ剤を処方してうつ病の症状や悲しみを抑圧してしまいます。
これらのアプローチでは根本解決にはなりません、彼女の問題は「感情」であって、「脳やメンタルへの問題」とは類似性がないからです。

また、アロパシーでは胃痛がある場合、胃酸の生成を抑える薬などが使われますが、薬によって胃酸分泌の機能が低下し、バリアが薄くなって、大腸まで届くはずのない口腔内の細菌などが、胃酸で殺されずに、大腸にまで流れ腸内環境のバランスが崩れる場合もあります。

対するホメオパシーは物理的に胃内の物質に影響を与えるわけではなく、胃痛の原因となるストレスを受けやすい感情から治すといったアプローチが可能です。

ホメオパシーの受け方

ホメオパシーは身体の症状や心に悩みを抱える方に対し、お悩みに該当したレメディーをホメオパスが選んでそのレメディーを摂っていただきます、レメディーが反応すれば症状や心の悩みが改善するという完全オーダーメイド療法です。

クラシカルホメオパシーは、時間をかけてヒアリングをしレメディーを選び出すのが特徴で、通常初回セッションは60分以上かけます(ライフジャンプホメオパシーの場合初回は150分です)。

ヒアリングする内容は、解決したいお悩みだけではなく、寒がりか暑がりか?好きな食べ物は?寝る姿勢は?など一見脈絡のない質問もし、ホメオパスがレメディーを探し出します。

とっていただくレメディーは「動物」「鉱物」「植物」など自然のものからつくられた砂糖玉で、強さの違い(ポテンシー)があります。

プロのホメオパスはレメディーを選び出すとともに、どんなポテンシーのレメディーをどんな頻度でいつとるか?をデザインしクライアントにご提案するのです。

ホメオパシーのセッションはごく軽い問題の場合は1回とって終わりになる場合もありますが、通常は初回セッション1回だけで解決しないことが多いです。

レメディー摂った反応を数カ月後にホメオパスがチェックして、レメディーの出し方を調整して、また数ヶ月後セッションを受けて次のレメディーの出し方を調整するというように、歯列矯正のように回数を重ねながらクライアントの悩みを解決に導いてゆきます。

セッションの頻度は1ヶ月ごとを提案するホメオパスもいれば、2〜3ヶ月や半年先を提案する場合もあります。

世界の中のホメオパシー

ホメオパシーは世界ではポピュラーな自然療法で、インドでは医療扱い、医学部に進む医師とおなじだけの勉強をし、ホメオパシーは治療として国から認められています。

ドイツ・フランス・イギリス・スイスでは、薬局でレメディーが販売されていますし、イギリスやスイスでは保険適用だった時期もあるほど伝統と信頼のある民間療法です。

特に、イギリスのチャールズ国王は某流行病をアーユル・ヴェーダとホメオパシーでケアをしたといわれるほど、信頼されています。

医療とホメオパシー

もし五十肩になったら、腕が上がらなくなったら、治療の第一選択は形成外科ではないでしょうか?だけど病院にいっても治らない五十肩や腰痛の話をよく聞きませんか?

私事ですが、数年前ジムで肩を痛め、腕が上がらなくなる症状が1年続いたことがありました。

形成外科で調べたけれど異常はなく、医師から「外科的に問題がなくても、痛みや不調が直らない場合がある、僕の腕もずっと上がらない」といわれ驚きました。

私はその後も病院で治療を受けましたが、改善する兆しは全くなく、方針を切り替え優秀な鍼灸師にかかり改善しはじめました。

鍼灸で7割改善したけれど最後の最後、治りきらなかった部分はホメオパシーで元通りになりました。

四肢のメカニカルな問題は西洋医学以外の療法のほうが解決が得意な場合があるのは私の中では常識です。
ところが優秀な鍼灸師すら「誰も最初に鍼灸なんかかからないよ」といっていました。

鍼灸どころかホメオパシーなんてもっと誰もケアの選択肢として誰も思い浮かべもしないでしょう。

日本では保険制度が完備されているため、良い意味で誰もが安価に医療を受けることができる反面、西洋医学以外のケアは「全く効果なし」と公的団体が宣言し、徹底的に他の選択肢を排除する傾向があります。

ホメオパシーで検索するとインドで治療として認められているにもかかわらず、「何の効果もない」と記載されています、全く何の効果もないものを他国が治療として日常的に使うでしょうか?

日本では、漢方も永年効果がないと迫害をうけてきました、やっと最近社会的立場を少々得たぐらいで、鍼灸やカイロは「デタラメ」と未だに一蹴する人もいます。
アメリカでは治療にアロマテラピーなどあらゆる療法を病院でとりいれる病院もあります。

スポーツ科学の世界でもカラーセラピーなどあらゆる方法をとりいれたりしますが、日本では西洋医学が一強すぎて、症状を抱えたクライアントが問題解決できるかもしれない可能性の選択肢をどんどん狭める仕組みが社会にあるのです。

詳しくは、初めての方へをお読みください。

セルフケアとプロから受けるホメオパシー

ホメオパシーにはセルフケアとプロから受けるホメオパシーがあります。

セルフケアとは、お酒の飲み過ぎ、打撲、虫刺されなど、健康な人が「ごく簡単なトラブル」に低いポテンシーのレメディーを使って自分でケアすることを指します。

対するプロに受けるホメオパシーは、経験を積んだプロのホメオパスに、自分の症状や心の深い傷などの悩みを1時間以上かけて相談し、レメディーを選んでもらってケアすることを指します。

ところが日本ではセルフケアとプロから受けるホメオパシーの境界線がはっきりと提示されていません。
本来は身体でも心でも、病名がついたり病院に通うような悩みがある時点でセルフケアの対象範囲ではありません。

心の悩みだけだとしても、自分のことは自分でわからないのでセルフケアの対象ではありません。
ヨーロッパでホメオパシーレメディーを売っている店を回りましたが、日本よりホメオパシーレメディーの取り扱いが慎重でした。

セルフではレメディーが買えなかったり、販売しているセルフケア用レメディーのポテンシーは日本で使われている30cより軽い作用のものでした(6cや12c)。
高いポテンシーのレメディーを買う場合は「あなたはホメオパスか?」と質問され、取り寄せ無いと手に入らなかったり、素人が使うレメディーは一定使用が制限されていました。

ところが、日本ではホメオパシーは全く効果がないものとされているため、海外より楽に作用の強いレメディーが買えてしまうため、ホメオパシーで問題が起きていても表にでてきにくいですし、問い合わせる先も少ないです。

ホメオパシーの好転反応と事故

ホメオパシーは日本ではあくまでも民間療法で、さまざまな団体があります。

やり方も主義も異なり、「この状態になったら良い方角に向かっている」という解釈も学校によって異なり、資格も一定ではありません。

そのため、ホメオパシーの学校も卒業していない人が、人にホメオパシーのセルフケアを教えていたり、経験の少ないホメオパスが学校を立ち上げて人にホメオパシーを教えている例もあります。

それどころか、ホメオパシーを習ったこともない人が、見よう見まねで本を読んでお客様にホメオパシーのレメディーを与えている例もあります。

また、全くホメオパシーを習ったことがない人あ、ご自身が病院に通うほどの重い状態なのに、本を見てみようみまねでレメディーをとって大きく悪化して治らなくなったと問い合わせをいただいたこともあります。

日本ではホメオパシーは無法地帯なのです。

特にセルフケアでは本を読んでいるとどのレメディーもあてはまっているように見え、あれも、これもとレメディーを大量に摂りすぎ、とても危険な状態に陥る場合もあります。

私のところへは全国から「レメディーをいろいろとってから不調が治らない」「病院にいっても原因がわからず何年も治らない」「子供に良かれと思ってあれこレメディーを与えてから体調が悪いままもどらない」と好転反応のご相談をいただいています。

これらのホメオパシー無法状態による事故やトラブルは「ホメオパシーレメディーには一切効果がない」という明言のためにむしろおきている事故なのです。

詳しくは、

くわしくは好転反応専用ページをお読みください。

ホメオパシーでできること、できないこと

ホメオパシーで外科手術ができるわけでもありませんし、ホメオパシーは日本で医療のかわりにはなれませんし、例え治せても治せるといってはいません。

医療をはずれたところにホメオパシーの得意分野はあり、ホメオパシーでしかケア出来ないものもあります。

例えば治らない頭痛が、失恋の傷から来ているなどといった例です。


ホメオパシーは特殊なアプローチで心と身体の健康を補完する身体に優しい自然療法です。

長く薬をとっていて薬でバランスを摂っている人に、いきなりホメオパスが薬をやめてくださいなどという権限はなく、とても危険です。

ホメオパシーでふんわりと癒やされるわけではありません。
医療、整体、鍼灸、漢方、セラピー、スピリチュアル、ホメオパシーそれぞれの得意分野を知ってうまく活用することが望ましいとおもいます。

狂信的な医療全否定は危険です

全国でホメオパシーを受けて調子が悪いという方たちからご相談をいただいていますが、不思議な現象を目にします。

ホメオパシーを好む人の中には、医療や薬を全否定して、ホメオパシーでケアできないものまで、何がなんでもホメオパシーだけで治そうとする方が一定いるように感じます。

ワクチンはすべて悪だから毒出しだ、1回でもわずかでも薬をのんだら終わりなんだ!という恐怖を持っている方もいるようにお見受けします。

また、ホメオパシーのレメディーを飲みすぎてすでにトラブルを起こしているのに、「一旦レメディーをやめた方が良いです」とおすすめしても、何が何でもレメディーを取り続けることをやめようとはしない方も多いです。

これは本人が否定している医療の「薬の過剰摂取」や「対処療法」のようなことをホメオパシーを使って行っているようなものです。

また、「病気かもしれないがよくわからない」とご相談を受けて「まず本当に病気があるかどうか病院で検査したらいかがですか?」とおすすめすると、「ホメオパスが病院をすすめるんですか?」と悪魔のドアをたたくかのように病院や医療を全否定する方もいます。

私達ホメオパスは、検査のプロでも診断のプロでもなく、検査は病院で行うべきです。

自分の身体を信じて自力で人生を良くする

また、医療が嫌いだからといってホメオパシーに過剰な期待を寄せる人もいます。

難病や10年以上治らない病気はホメオパシーならあっという間に治るだろうという期待を寄せ、ホメオパシーを受けていれば「永遠に病気と無縁になる」と過信する人もいます。

確かに他のアプローチではケアできなくても、ホメオパシーでは解決できる悩みがあります、ぱにっくや視線恐怖症、特定の病気の後遺症、フラッシュバックなどなど・・・私も多くのケースを経験、お悩みを改善してきました。

それは医療とは別の問題を解決しているのですが、なにか魔法でも手に入れたかのように過剰な期待を寄せ、医療を全否定するのは間違った考え方です。

ホメオパシーは基本自己治癒力をもとにした悩み相談なので、レメディー依存するものでも、ホメオパス依存するものでもありません。

心の相談でもホメオパスとは協力を得られるよい関係でないとケアがスムーズにすすみません。
また、ホメオパシーは行う人の技量により、身体の簡単なケアだけ、心のケアだけ、自己実現までと、得意不得意があり、できる範囲も異なります。

自分の目的にあったホメオパスを探すことも大切です。身体のケアも心のケアも、自分が主体的になって、他責を手放す覚悟で行うほうが良い結果がでやすいです。


詳しくは初めての方へをご覧ください。

各国のホメオパシーの使用状況

スイスでは国民の支持でホメオパシーが保険適用

スイスでは、2009年に国民の2/3の支持率により保険適用が再開された。

スイスの保険適用の歴史

1999年
内務省がホメオパシーについて、6年間は標準医療保険の対象と発表。

2005年
ホメオパシーが法的に必要な要件を満たさず医療保険の適用から除外。

2009年
ホメオパシーを医療保険対象とすべきという意見が、国民投票で多数の支持を受け可決。

2012年
ホメオパシーを標準医療保険でカバーすることが決定。

2016年3月29日
内務省はホメオパシーなど補完代替医療に対し、西洋医学と同等の地位を与えると発表。(17年より実施)

<引用元>
https://www.swissinfo.ch/eng/society/complementary-therapies_swiss-to-recognise-homeopathy-as-legitimate-medicine/42053830
https://00m.in/AtUnP

インドでは主要疾患でもホメオパシーを利用

インド政府は、ホメオパシーをより多くの国民に提供することを目指した調査を行った。

結果、ホメオパシーが国民の公衆衛生で幅広く利用されていることが明確になった。

具体的には、補完代替医療(AYUSH)の施設の31%がホメオパシー施設で、国の主要10疾患のうち7疾患が一般的に受診されていた。

また、全AYUSH教育機関のうち、アカデミックなホメオパシー校は35.8%を占め、ホメオパスが全AYUSH医師の37%を占めていることが明らかになった。

このように、インドではホメオパシーが一般的に活用されており、インドの公衆衛生への重要な貢献をしているといえる。

<引用元>
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30736082/

世界80か国欧米の30%の人がホメオパシーを利用

ホメオパシーは、世界の80か国で実践されていると言われ、欧米の約30%の人がヘルスケアとして利用している。WHOは、ホメオパシーが補完代替医療の中で最も多く利用されているとしている(板村 2012:245)。
<参考文献>
板村倫子『統合医療 理論と実践 Part 2. 実践篇』P238-247

各国のホメオパシーの有用性における調査や研究

ホメオパシーの有用性について

2022年6月 インドとイスラエルがホメオパシーに関する共同研究を行った。

108人の健康な新生児を、ホメオパシーを使わず育てるグループと、ホメオパシーを使って育てる2つのグループに分け追跡調査を行った結果、ホメオパシーで育った子どもたちは呼吸器感染症、下痢、発熱、皮膚感染症の発病率が有意に少ないことがわかった。

また、一般開業医でホメオパシーを組み込んだ場合、呼吸器・尿路感染症への抗生物質処方が22%減少した。

<引用元>
https://www.hri-research.org/wp-content/uploads/2022/08/HRI_HRIOnline2022_120822.pdf

ターニエ博士の物理化学研究概観

2022年、ターニエ博士が物理化学研究の概観を発表した。

がん治療に対し、従来治療に個別のホメオパシー治療を追加すると患者の症状が改善し生存期間が伸びた。進行非小細胞肺がん患者を対象とした研究では、ホメオパシー群の平均生存日数が435日と顕著に長かった。

基礎研究では、18種の実験モデルのうち15種でホメオパシー薬の効果が示され、203種類の物理化学的実験のうち、73%で陽性結果が得られた。

以上より、ホメオパシーには単なるプラセボ以上の効果があり、近代的研究手法で実証可能であることが示された。基礎研究も着実に進展しており、今後の研究結果が望まれる。

<引用元>
https://www.hri-research.org/wp-content/uploads/2022/07/HRI_RIF_37_HRIOnline2022_Conference_Report.pdf

米国でのホメオパシーの普及率と結果

2012年に行われた米国国民健康調査を分析した結果、ホメオパシー製品を利用したほとんどの成人が、風邪や筋骨格痛に対し自己処方したことを示唆している。

ホメオパシー製品は米国でも一定数利用されているが、十分なエビデンスがないため、従来の医療を置き換えるべきではないものの、ホメオパシーの実践は州によって規制が異なり、一部の州では免許制度によって管理されている。

総じて、ホメオパシー療法の有効性と安全性には未解明の部分が多く残されており、現時点では補完代替医療として慎重に扱う必要がある。

<引用元>
https://www.nccih.nih.gov/health/homeopathy

フランスでホメオパシーの有益性を調査

フランスで、2017年11月から〜2018年6月にかけ、CAM(補完医療)の種類、利用頻度、患者による有益性評価を報告するために、がん患者における補完代替医療(CAM)の利用実態を調査した。

調査対象は、癌センターを受診した209人のがん患者である。

そのうち、166人(83%)がCAMを利用しており、利用率が最も高かったのは徒手療法(49.5%)、次いでホメオパシー(39.0%)、鍼灸(38.0%)でした。

CAMの種類を問わず、高い満足度(61-81%)が報告され、主な利用目的は、抗がん治療の副作用予防/治療(81.2%)、全身状態の改善(55.4%)、免疫力向上(16.9%)、がんの治療(5.1%)であった。

患者間でCAM利用理由は異なるが、エビデンスが乏しいにもかかわらず、相対的にCAMは高く評価され、さらなる情報を求められている。そのため、がん患者におけるCAMの安全性と有効性を探る前向き無作為化比較試験が必要であると結論づけた。

<引用元>
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31132779/

IACHによる某流行病へのホメオパシー効果調査

古典ホメオパシー国際アカデミー(IACH)は、コロナ(以下、某流行病)患者に対する古典的ホメオパシーの治療効果について、実世界のデータを収集し、今後の科学的研究に役立てることを目的として調査を行った。

IACHのホメオパス医師が、某流行病患者の症例詳細を標準化アンケートで収集し、WHO基準に基づき某流行病の疑い/罹患/発症事例を抽出し、単独または従来治療と併用したホメオパシーの結果を「改善」「不変」「悪化」で評価した。 

結果、367例(男166、女201、平均年齢42.75歳)がデータとしての適格基準を満たし、73%以上の某流行病患者(重症例では79%)がホメオパシーで改善していた。

以上から、古典的ホメオパシーは重症の某流行病患者を含め、症状改善に寄与した可能性があるといえる。期間的に、研究手法やデータ数に限界はあるが、某流行病管理におけるホメオパシーの役割を検討する必要性が示唆された。

<引用元>
https://www.vithoulkas.com/covid-19-cases-treated-with-classical-homeopathy-a-retrospective-analysis-of-international-academy-of-classical-homeopathy-database/

※このサイトにおける「症状」とはホメオパシーの症状を含みます。
ホメオパシー の説明上、好転反応、治療、治す、改善という言葉を使用しておりますが、ホメオパシーは生態がバランスを取り戻した結果、改善する場合があるということを目指すものであり、医療行為や治療行為ではありません。
レメディーは薬ではありません。医師からすすめられた医学的に必要な治療は必ず受けることを推奨します。
医療行為や治療を拒否することをすすめ、ホメオパシーのみで治そうとする行為や、薬でバランスをとっているときに全てやめさせる行為は、ホメオパシーとして誤りです。

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